進化する先進医療、保険特約はどうしたらいい?

先進医療と保険

先進医療技術が進化して対応できる病気や症状が増えてきたのはいいことです。その反面、技術料が未知数なので、費用の対応に準備に不安が募ります。保険で準備するにしても、先進医療特約がそのポイントになっているわけです。


前項で「がん」についてお話しましたが、先進医療について言えば「がん保険」より「医療保険」に付加した方提要範囲が広くて安心かもしれません。


そもそも先進医療とはどんな病気に対するどんな治療なのでしょうか?「がん」に対する陽子線治療や重粒子線治療はよく話題にされますが、それ以外にも厚生労働省から認められる医療技術の内容は随時更新されているのです。


2012年9月1日現在はでも65種類あります。子宮腺筋症核出術、腹腔鏡下リンパ節郭清術、ピロリ菌除菌療法、がんワクチン療法などの治療もその対象です。つまり、「がん」の治療以外も多いのです。


また、先進医療に関する審査は迅速化しています。先進医療については2012年10月から制度が見直され、医療保険、がん保険の先進医療特約についても見直す必要が出てきています。普通の人なら、先進医療技術をそんなに使う頻度はないと考えますから、今後の治療の最低限の安心料として、月100円前後の保険料負担まではしていると思います。


どちらかというと「がん」に関する先進医療技術をイメージしているでしょう。しかし、医療技術の急速な進歩や、制度見直しによる先進医療の要件緩和というころで、今後は、もっと幅広い先進医療の可能性をイメージしておいた方がいいのです。


より可能性ある治療を選べるための安心料として、医療保険につける先進医療特約は存在感を増しています。