進化する先進医療、保険特約はどうしたらいい?

先進医療を受ける

昨年2013年でも先進医療技術は18技術以上が受理されています。着実にいろいろな医療技術が厚生労働省に届けられ、受理されているのです。


こうした先進医療を受ける手順というのはあるのでしょうか?基本的には、先進医療については、まず一般的な保険診療を受け、その中で医師が必要性と合理性を認めた場合であり、当然ながら患者当人も希望した場合に行われます。従って患者本人が先進医療を受けたいと勝手に言っても進むものではないのです。


厚生労働省のHPによる、先進医療を受ける順ですが、まず、被保険者証(老人医療対象者は健康手帳も必要)を窓口に提出し、先進医療を受ける場合は、治療内容、必要費用などについて医療機関から説明を受けます。これに納得したうえで同意書に署名します。


先進医療を受けると、その費用、通常の治療と共通する部分の一部負担金、食事の標準負担額などの支払いが発生します。これはそれぞれの金額が記載された領収書が発行されるのでしっかり保管してください。領収書は税金の医療費控除を受ける際にも必要です。


いずれにしても、先進医療を自分自身が利用することになるかは未知数であり、そうなった場合の金額についてもわかりません。こうした発生する頻度、経済的な負担がわからないものほど、事前の保険の準備という手段が適切になるのです。


先進医療特約は、毎月の保険料が100円前後でつけられるものが多くなっています。今後はその種類や範囲も医療技術の進歩によって広がっていくわけですから、広くカバーできる医療保険に付加しておいて損は絶対ありません。